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2015ドラフト組のルーキーオブザイヤー戦線

      2016/06/18

1位 カールアンソニータウンズ(MIN)

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項目 スタッツ ルーキーランキング
出場時間 29.1 mpg  2位
得点 15.5 ppg  2位
リバウンド 9.5 rpg  1位
アシスト 1.2 apg  10位以下
スティール 0.6 spg  10位以下
ブロック 1.7 bpg  2位
フィールドゴール成功率 52.3 %  4位
スリーポイント成功率 35.3 %  –
スリーポイント成功数 0.3 /g  –
フリースロー成功率 85.2 %  3位

 

 
 




 
 
ドラフト前の評価としては、「6’11のサイズにしてハンドリング、パスセンス、シュートレンジの広さなどといった器用さが売りで、ポテンシャルはNo.1であることに疑いの余地は無いがジャリルオカフォーほどの即戦力にはなり得ない」ということであった。

蓋を開けてみればシーズン開幕直後から安定した活躍を見せており、オラフト1位としての力を存分に見せつけている。ガッツ溢れるプレイとベテランを相手にしても動じない強心臓も持ち合わせる。

Summer League(以下、SL)とPreseasonで心配されていたファウルトラブルもここまでの所は大きな問題にはなっておらず、上手くNBAのゲームにアジャストしている。前評判ほどアシストは稼げていないが、その甲斐もあってターンオーバー数をかなり低く抑えることに成功している。

今のプレイを続けることが出来れば新人王候補筆頭であることに異論の余地は無い。

 

 

2位 クリスタプスポルジンギス(NYK)

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項目 スタッツ ルーキーランキング
出場時間 28.2 mpg  4位
得点 14.0 ppg  3位
リバウンド 8.0 rpg  2位
アシスト 1.2 apg  10位以下
スティール 0.81 spg  8位
ブロック 1.95 bpg  1位
フィールドゴール成功率 43.2 %  8位
スリーポイント成功率 33.3 %  7位
スリーポイント成功数 1.0 /g  2位
フリースロー成功率 85.4 %  2位

 

今ドラフトにおいて、最もハイリスクハイリターンな賭けだと考えられていた、ラトビア出身のクリスタプスポルジンギス(以下、KP)。なんと言ってもその特徴は7’3(221cm)の高身長に似合わないシュートタッチとモビリティだ。ダラスマーベリックスのフランチャイズプレイヤーであり殿堂入り確実な、同じくヨーロピアンであるダークノビツキーに例えられるが、その恵まれた体格と身体能力を最大限発揮することが出来れば、ダラスのレジェンドを超える可能性すら感じさせる。

体の線が細くNBAの当たりに対応出来ずに活躍できないという見方もあったが、蓋を開けてみれば見事なリバウンド力を発揮している。オフェンスリバウンドを直接リングに叩き込むプットバックダンクや、シーズンが進むにつれアリウープなんかも見られるようになってきている。

特にリバウンドとディフェンス面での活躍が嬉しい誤算で、平均リバウンドとブロックはチームでトップ。ブロックに関してはリーグ全体で8位につけている(2016.1.20現在)

元々ニックスの方針としてはこのラトビア出身の若者を長期的に怪我なく慎重に育てようというプランがあり、20分台半ばの出場時間が想定されていたが、シーズンが進むにつれその存在感は増しており、1月には平均出場時間が30分を超えた。

ほとんど完璧に話す英語力や、自らをGym Ratと語るほどバスケットボールへの情熱が強いという点など、かつてのヨーロピアンがNBAで成功できなかった要因を一切感じさせない。将来性を買われての上位指名であったが、現時点でかなりハイレベルなプレーを見せている。

 

3位 ジャリルオカフォー(PHI)

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項目 スタッツ ルーキーランキング
出場時間 30.7 mpg 1位
得点 17.5 ppg 1位
リバウンド 7.4 rpg 3位
アシスト 1.2 apg 10位以下
スティール 0.44 spg 10位以下
ブロック 1.13 bpg 4位
フィールドゴール成功率 48.8 % 5位
スリーポイント成功率 0.0 %
スリーポイント成功数 0 /g
フリースロー成功率 68 %  10位以下

 

 

J.Okaforは高校生の時点で既に支配的なプレイをし、鳴り物入りで名門デューク大に進学。Collegeでも安定の活躍で1年生にしてレギュラーとして出場し続け、平均得点はチームトップの17.5PPG(2016.1.20現在)。チームもNCAAトーナメントを制覇と文句なしの実績。Consensus All-American(All-NBA-Teamのcollege版)1stチームにも選出された。

しかしそのプレイスタイルは典型的なオフェンス偏重型。NBAにおいてはスタッツは残すがチームを勝たせることは出来ないというイメージが強く敬遠されるタイプであった為、長期にわたりドラフト1位候補であったがドラフト直前になり評価を下げた。結果的にはカールアンソニータウンズ、ディアンジェロラッセルに次ぐ全体3位でフィラデルフィアセブンティシクサーズから指名を受けた。

さて、シーズンが始まってみると、案の定個人成績は残すがチーム成績は一向に伸びず。サマーリーグとプレシーズンで見せていたポストで引きつけてのパスさばきも冴えずに平均アシストは1.2に留まっている。ヘイキンリバウンドが7台という数字もCとしてスタメン出場している選手としては物足りなさを感じる。シクサーズの若きツインタワーの一角ナーレンズノエルはディフェンシブな選手である為、オフェンシブなジャリルオカフォーとのコンビは一見バランスが取れているように感じるが、オフェンスでは二人共ペイント内が主戦場であり3Pなどでコートをストレッチすることが出来ない為、結果的にガード陣は3Pラインの外に板付きになるか、無理矢理ドライブインしてもペイント内は混み合っているために効果的な攻撃が出来ない。

ただ、デューク大時代に51%であったFTは70%弱まで伸びており、最低限の水準はクリアしているとも言える。シュートレンジが狭く身体能力もそこまで高くない為、インサイドでゴリゴリ行くには若干のサイズ不足が懸念されるが、プレイスタイルから体格まで似ているとされる現シャーロットホーネッツのアルジェファーソンと同レベルの成績を残すことは可能かもしれない。ただ、肝心のアルジェファーソンがチームを勝たせることの出来ない選手の代表格であるという点を忘れてはならない。

 

 

 

4位 ディアンジェロラッセル

ディアンジェロラッセル

 

項目 スタッツ ルーキーランキング
出場時間 27.1 mpg  5位
得点 11.9 ppg  4位
リバウンド 3.8 rpg  10位以下
アシスト 3.4 apg  3位
スティール 1.20 spg  3位
ブロック 0.17 bpg  10位以下
フィールドゴール成功率 40.8 %  9位
スリーポイント成功率 32.5%  8位
スリーポイント成功数 1.6 /g  1位
フリースロー成功率 66.7 %  10位以下

 

ドラフト前に急激に評価を上げ(ステフカリーとプレースタイルが似ていると言われていたことによって過剰な期待がかかったと考えられる)、まさかの全体2位でロサンゼルスレイカーズから指名されたディアンジェロラッセル。

サマーリーグとプレシーズンで悲惨なプレーを見せつけ、もはやNBAレベルでは無いとまで思わせたが、徐々に自分のプレーを出せるようになってきており、月間平均得点は8.5→10.7→13.2→【1月なう】と上げてきている。

それでもドラフト2位としてはかなり期待はずれであることに変わりはなく、ストロングポイントと思われていたシュート力が発揮出来ない。2016年1月現在であるが、平均ではFG40.8%、3PT32.5%、FT66.7%と低迷している。

 

コービーが今シーズン限りでの引退を表明している為、チームの若手にとっては来シーズンからが勝負の年になるが、それまでにコービーから盗めるところは盗んでおくことだ。

 

 

5位 ニコラヨキッチ(DEN)

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項目 スタッツ ルーキーランキング
出場時間 18.8 mpg  10位以下
得点 8.7 ppg  6位
リバウンド 5.5 rpg  5位
アシスト 1.7 apg  7位
スティール 0.82 spg  7位
ブロック 0.49 bpg  10位以下
フィールドゴール成功率 54.3 %  2位
スリーポイント成功率 36.0 %  –
スリーポイント成功数 0.2 /g  –
フリースロー成功率 78.6 %  7位

 

ドラフトで指名されたのは他のルーキーの1年前。2014NBAドラフトで2巡目11位でナゲッツから指名されていたヨキッチは、今シーズン序盤戦ではまるで注目されていなかった。

しかし、出場時間が少ないながらも試合に出るとルーキーらしからぬ巧みなプレーを見せている。スタッツを見ても得点、リバウンドに、ビッグマンながらアシスト、スティールなども記録している。フィールドゴール、フリースローの成功率もよく、なんとスリーポイントを打つこともできる。

ナゲッツのルーキーと言えばエマニュエルムディエイの期待が高かったが、現時点での完成度では圧倒的にヨキッチが上だ。

 

6位 フランクカミンスキー(CHA)

フランクカミンスキー

サマーリーグで無双。大学ナンバーワンプレイヤー。流行りのスリーポイントも打てるビッグマン。顔がなんかヤダ。

 

 

7位 ジャスティスウィンズロー(MIA)

ジャスティスウィンズロー

顔が完全にイケメンなウィンズロー。出場時間はルーキーで6番目の26.4分だが、一時期プラスマイナスでリーグNo.1になっており、ディフェンスなどスタッツに残らない活躍で貢献をしている。のか?

 

8位 デビンブッカー(PHO)

デビンブッカー

スローポイントシューターのデビンブッカー。ブレッドソーがシーズンアウトしたことでスタメンに抜擢。スタメンになると意外とスリーポイントを打たないブッカー君。子供のような優しい顔をしている。

 

9位 スタンリージョンソン(DET)

スタンリージョンソン

サマーリーグで無双をし、プレシーズンでも安定の活躍を見せ、開幕時点ではルーキーオブザイヤー最有力と言われたのがこのスタンリージョンソン。蓋を開けてみれば、「まあこんなもんでしょ。」といったところ。

 

10位 ラリーナンスJr.(LAL)

ラリーナンスjr

1981-1994までNBAでプレーして平均17.1点8.0リバウンド0.9スティール2.2ブロックという記録を残した名プレイヤー、ラリーナンスの息子。白人だがバネがあり、時折豪快なダンクをかます。ダンク以外のプレーは堅実で安定感がある。

 

 

期待ハズレで賞 エマニュエルムディエイ(DEN)

エマニュエルムディエイ

 

項目 スタッツ ルーキーランキング
出場時間 29.1 mpg  2位
得点 10.6 ppg  5位
リバウンド 3.4 rpg  10位以下
アシスト 5.6 apg  1位
スティール 1.07 spg  4位
ブロック 0.67 bpg  7位
フィールドゴール成功率 31.5 %  10位以下
スリーポイント成功率 25.6 %  10位以下
スリーポイント成功数 0.8 /g  10位以下
フリースロー成功率 66.3 %  8位

 

 

昨シーズン、高卒から中国プロリーグへの移籍を決断したエマニュエルムディエイは一時期ドラフトのTop3候補に上がっていた。それにも関わらずドラフト前に評価を落とし、7位指名でデンバーナゲッツに拾われる形となる。ドラフト当時ナゲッツにはタイローソンという絶対的なエースPGが居たが、その後の素行不良によりチームを解雇された(エマニュエルムディエイの出場機会を作るという目的もあったはずだ)。

1シーズンをプロとして戦っているだけに懸念事項がありながらも即戦力として考えられていたエマニュエルムディエイだが、ここまでの所その懸念を晴らすことが出来ていない。それは、ターンオーバー製造機である点と、シュート力が欠如しているという点だ。

現代のNBAはPFやCにまでスリーポイントを打たせることが当たり前になってきている。そんな中、ボールをハンドリングするポイントガードにもシュート力は絶対条件だ。現SACのラジョンロンドを始め、外が無いポイントガードに対してはマッチアップ相手は距離を置いて守ろうとしてくる。そうすると、ドライブインをすることも難しくなる上に、ポストにパスを入れた際にすぐさまダブルチームが来るため、中からも外からも点が取れなくなり、結果的にチームのオフェンスは停滞する。

 

 

ムディエイのスタッツを見てもらえればわかるが、シュートの成功率が軒並み低すぎる。これでは持ち味のドライブも活かすことが出来ないし、相手は守りやすい。一覧には加えていないが、ムディエイのターンオーバー数は平均3.9で、リーグで4番目に高い数字だ。

 

ランキングから漏れたルーキー達

他に将来性を感じさせるルーキーを以下にあげておく。

ネマンジャビエリーツァ(MIN)
ジュリアングラント(NYK)
マイルズターナー(IND)
ウィリーコーリーステイン(SAC)
TJマッコネル(PHI)
ジョナサンシモンズ(SAS)
ボバンマリヤノビッチ(SAS)
ボビーポルティス(CHI)
キャメロンペイン(OKC)
ロンデーホリスジェファーソン(BRK)
リカウンホームズ(PHI)
トレイライルズ(UTA)
ケリーウーブレJr.(WAS)
マリオヘゾンヤ(ORL)
ラマーパターソン(ATL)

 

 

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