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2016NBAドラ1最有力候補、ベンシモンズとは?

      2016/06/24

2016ドラフトの全体1位指名最有力候補と言われている大学1年生が居る。その名はベンシモンズ(Ben Simmons)。1996年7月20日生まれの19歳、6’10(208cm)、109kgのフォワードだ。

 

ベンシモンズ

 

と、ここでベンシモンズの話しをする前に。シーズンも折り返し地点を迎える頃になるとタンクをするチームが出てくるのだが、皆さんは『タンク』と呼ばれる手法をご存知だろうか。

 

『タンク(Tank)』とは、英語圏では一般的に使われるスポーツ専門用語で「試合にわざと負ける」という意味を持つ。つまり、試合にわざと負けることを意識しだすチームが現れるということだ。それには理由がある。

試合にわざと負ける『タンク』をする理由とは?

NBAではプレーオフが終わり、NBA熱が冷めかけた6月下旬頃にNBAドラフトが行われる。

 

日本のプロ野球でもドラフトが行われているのは知っているはずだ。甲子園のヒーロー達がどこのチームに入団するかどうかはお茶の間的にも気になるため、最近ではテレビで中継もしている。プロ野球のドラフト方法は各チーム1巡目指名選手を同時に宣言し、単独指名であれば入団決定(実際には選手の権利を得るだけで、入団拒否もある)、指名が重なった場合はくじ引きをするというやり方だ。

 

しかし、NBAのドラフトはチーム間の戦力を拮抗させるため、順位が低いチームから順番に一人ずつ指名していくという方法(実際には順位が低いチームほど上位指名権を得やすくなるロッタリーピックというものを行う。露骨なタンクを無くす目的。)をとる。その為、シーズン中盤時点で明らかにプレーオフ出場は難しいとチームが判断した場合、ドラフト上位指名権を得るために試合にわざと負ける『タンク』を行うわけだ。

 

勿論試合としては成立させなくてはならないし、明らかに負けに行っていると判断されればリーグから罰金を取られることもある。タンクの最も一般的な方法は、チームのベテランやエースを休養させ若手に出場機会を多く与えるという方法だ。若手の成長はチームの将来のためにも良いことであるし、エースを温存することでチームは確実に負けやすくなる。

 

タンクは、当該シーズンを棒に振ることで「若手の成長&将来有望なルーキーの獲得」を可能にするという非常に理にかなっている方法である為、アメリカのメジャースポーツでは一般的に行われていることである。

 

ましてやレブロンのような超大物ルーキーのNBAドラフト出馬が予想されている場合には、その選手を獲得するべく多くのチームがタンクモードに入ることになるというわけ。

 

どうして突然タンクの話をしたかと言うと、今オフに迎える2016年ドラフトで最も注目を浴びているベンシモンズは、タンクしてまで欲しがるチームが現れるほどの選手であるという前評判があるからだ。

 

前置きが長くなってしまったが、ここからベンシモンズがどのようなプレイヤーなのか見ていこう。

 

 

ベンシモンズの生い立ち

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アメリカの※LSU(Louisiana State University)1年生であるベンシモンズは、オールトラリアはメルボルン出身のオーストラリア人である。

※LSU出身選手にはあのシャキールオニールが居る。現役だとブランドンバス(LAL)やマーカスソーントン(HOU)、ギャレットテンプル(WAS)、クリスジョンソン(UTA)など。

 

 

少年時代。オーストラリアメルボルンにて

7歳の時に初めてバスケットボールを始めたシモンズであったが、14歳まではオーストラリアンフットボールもやっていて、フットボールではいくつかの個人賞を受賞するほどの実力者だった。

※バスケットボールとフットボールが共にプロレベルであった選手は他にチャーリーウォード、ネイトロビンソン、グレンデイビスなど。

 

決断に迫られたベンシモンズはバスケットボールを選び、15歳の時にU-17オーストラリア代表に選ばれた。

 

 

高校で渡米。全米に名を轟かせる

2013年、ベンシモンズはフロリダ州モントバード(地元のチームはオーランドマジック)に拠点を移し、※モントバードアカデミーに入学。

※モントバードアカデミー出身NBA選手は、ティムハーダウェイ、エディージョーンズ。現役ではアマレスタッダマイヤー、ビンスカーター、チャンドラーパーソンズ、ディアンジェロラッセル他多数。超名門校。

 

1年生からチームの主力として活躍し、チームは全米ハイスクールトーナメントで優勝。決勝では16点差を逆転した。

 

2年生のとき、ベンシモンズはフィールドゴール成功率69%という驚異的な数字で平均18.5点9.8リバウンド2.7アシスト3.14ブロックを記録。チームは28勝0敗で2シーズン連続優勝、ベンシモンズはMVPに選ばれた。

 

3年生で迎えたシーズン、成績を28.0点11.9リバウンド4.0アシスト2.6スティール1.5ブロックまで伸ばし、フィールドゴール成功率は70.7%まで上がった。数々の個人賞を受賞し、チームを3年連続の全米優勝に導いた。

 

 

全米No.1プレイヤーとしてカレッジへ

ベンシモンズは、同年代の中では紛れもなくNo.1プレイヤーだった。鳴り物入りでLSUに入学し、ルーキーシーズンから怪物級の活躍を見せている。

 

ベンシモンズのスタッツ

 

1年生ながら大車輪の活躍で、特に平均アシスト5.3という数字は、6’10のビッグマンとしてはかなり高い。今シーズンのNBAで6’10以上の身長で平均アシストが最も高いのがブレイクグリフィンの5.0。続いてケビンデュラントの4.4が続く。

カレッジとNBAの違いこそあれど、この数字を見ただけでもベンシモンズがいかにオールラウンドな活躍をしているかが伺える。

 

チームは現在10勝6敗と高校時代ほど思うようには行っていないが、ベンシモンズの才能は確かであるため自身の評価は落としていない。今の所、来ドラフトの全体1位指名候補はベンシモンズであることに間違いはない。

 

映像を見てもらえればわかると思うが、この身長にしてハンドリングが良い。また、サウスポーでありながらも左右どちらの手でもフィニッシュ出来るという強みも持っている。

最後に

高校や大学レベルでは圧倒的な力を見せつけているベンシモンズであるが、そこまで体が大きいわけでも圧倒的な身体能力があるわけでもない。NBAでエリートとなるには、もう一回り体を大きくすることと、スリーポイントを始めとしたアウトサイドシュートを磨くことが必要である。

(2016.6.24追記):2016NBAドラフトでは前評判通り全体1位指名権を持つシクサーズから指名をされた。

2016NBAドラフトのロッタリーピック指名候補を要チェック!

 

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