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マイアミヒートのホワイトサイドがまたもトリプルダブルを記録!

      2016/06/18


 
ハサーンホワイトサイド ブロック

 

快進撃を続けるホワイトサイドが、19点17リバウンド11ブロックという超人的な記録を残した。これで今シーズンのホワイトサイドのトリブルダブルは2回(通算3回)目となった。得点&リバウンド&ブロックでのトリプルダブルはアキームオラジュワンの通算9回が歴代トップ。続いて7回でデビッドロビンソン、ディケンベムトンボが続く。

 

今シーズンのハサーンホワイトサイドは平均ブロックが4.0。2位のゴベールで2.6である為、ブロックリーダーの座はほぼ確定的だ。昨シーズン突如出現したブロックモンスターは、実はサクラメントキングスでNBAのキャリアをスタートさせている。

 

 

サクラメントキングスにドラフトされる。ホワイトサイドのアーリーキャリア

ハサーンホワイトサイド ドラフト

 

2010年のNBAドラフトにて、全体33位でサクラメントキングスから指名されたホワイトサイドであったが、殆ど出場機会を得ることができずにいた。ドラフト後にキングス4年契約を結んだものの、NBAとDリーグを行き来した挙句、2年目のシーズンを終えたあとにキングスを解雇された。その間NBAの出場試合数は僅かに19試合のみ。

 

解雇後にはDリーグで試合に出場をしつつ迎えた2013年5月。ホワイトサイドは中国のプロリーグであるNBL(マーブリーなどNBA選手が多く在籍するのはCBAという別の中国リーグ)で平均25.7点16.6リバウンド5.1ブロック1.4スティールを記録し、ディフェンシブプレイヤーオブザイヤーに輝く。オールNBL1stチームにも選ばれ、チームはプレーオフ無敗で優勝、ホワイトサイドはファイナルMVPに選出された。

 

それだけの活躍を見せながらもNBAからお呼びがかかることはなく、その後もレバノンリーグに行ったり中国リーグに戻ってきたりと転々としていた。そして2014年の9月、ついにホワイトサイドはNBAウェスタンカンファレンスの強豪、メンフィスグリズリーズと契約を結ぶ。が、またしてもうまくいかずに解雇。その後は再びDリーグでプレーをした。

 

 

ヒートとの出会い、ホワイトサイド覚醒

2014年11月後半、シーズンが開幕して1ヶ月が経過しようとした所でマイアミヒートに拾われた。この時のヒートはフロントコートの人材不足が深刻で、C/PFがクリスボッシュで、もう一つのスポットにはスリーポイントシューターのショーンウィリアムズや怪我がちのジョシュマクロバーツ、同じく怪我がちのクリスアンダーセンなどがつとめていた。

 

ホワイトサイドにとっては思いもよらないチャンスが巡ってきた。Dリーグで結果を残していたホワイトサイドはNBAでも同様の活躍を見せ、見るものを驚かせた。中でも2015年1月25日に記録をした、14点13リバウンド12ブロックのトリプルダブルは衝撃的だった。得点&リバウンド&ブロックがそれぞれ12以上というスタッツは、過去25年で4人目の記録であった。それをホワイトサイドは、ベンチから出場した僅か25分間で記録してみせたのだ。

 

その後も印象的な活躍を続けたホワイトサイドのNBA復帰のシーズンは、平均11.8点10リバウンドという見事な成績であった。MIP賞の投票でも4位につけた。

 

 

 実力は本物か?半信半疑で迎えた今シーズン

はっきり言ってホワイトサイドの実力を信じきれていないNBA関係者やファンは多く居た。しかしシーズンの折り返し地点を迎えた今、その実力を疑うものはどこにも居ない。特に、ブロック力に関しては本物だった。

 

今現在ホワイトサイドの平均ブロック数は4.0だが、直近で平均4ブロック以上を記録したのはちょうど20年前の1995-1996シーズンのディケンベムトンボで4.49がある。その間にトップとなったのはショーンブラッドリー、マーカスキャンビー、アロンゾモーニング、セオラトリフ、ベンウォレス、アンドレイキリレンコ、ドワイトハワード、サージイバカ、アンソニーデイビスなど名プレイヤーばかり。


ホワイトサイドのブロックは持ち前の長い腕を活かしたものが多い。というのも、ホワイトサイドのウィングスパンは7’7(234cm)もあり、この数字はNBAの歴代で10番目の数字だ。ブロックに重要なのはジャンプ力ではなく身長+腕の長さである。身長と腕の長さがあると、相手が完全にシュートモーションに入った段階で軽くジャンプを合わせて腕を伸ばすだけでブロックできてしまうため、過剰にフェイクに反応する必要がなくなるのだ。また、インサイドの混み合った状況の中では腕を伸ばしているだけでブロックに引っかかるとこも多い。

 

ホワイトサイドのような選手ですら中国リーグやDリーグに埋もれている可能性がある。それだけNBAは狭き門であり、実力があるだけでなく運やタイミングの要素が大きいというのがわかると思う。NBAの舞台で活躍を始めたのが昨シーズンであるが、意外にもホワイトサイドはもう26歳、6月には27歳を迎える。決して若い年齢とは言えない為、歴代の総ブロック数の記録を破ることは難しいかもしれないが、記事冒頭にお伝えしたトリプルダブルの記録であれば更新する可能性が残されているのではなかろうか。今後もホワイトサイドの活躍に目が離せない。

 - Miami Heat, NBAニュース