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ブルズのジョアキムノア、肩の負傷で4~6ヶ月の離脱

      2016/06/18


 
ジョアキムノア 左肩の脱臼

ブルズのジョアキムノアが、左肩の脱臼により4~6ヶ月の戦線離脱を余儀なくされた。

 

ジョアキムノアのブルズでのキャリアを振り返る

ジョアキムノア ドラフト

2007NBAドラフトの全体9位でブルズから指名されたジョアキムノアは、ガッツ溢れるプレーでルーキーイヤーから活躍。オールルーキーチームの選出こそならなかったが、出場74試合中31試合で先発出場するなどチームへの貢献度は高かった。

 

その後も着実に出場時間数と共にスタッツも伸ばし、3年目には30分の出場で10.7点11.0リバウンドのシーズンダブルダブルを記録。この頃から試合のほとんどをスタメンで出場するようになっていたのだが、ノアは若い頃から怪我の多さに悩まされていた。致命的な大怪我こそなかったものの捻挫や突き指、手の靭帯損傷などで試合を欠場し、未だに82試合を戦い抜いた経験が無い。

 

4シーズン目以降は出場325試合中323試合でスタメン出場するなどチーム内でのノアの地位は確立されていたし、中でもディフェンスでは持てる力を存分に発揮していた。実際にオールNBAディフェンシブ1stチームに2シーズン連続で受賞をしオールスターにも2度選出。特に2014年にはNBAディフェンシブプレイヤーオブザイヤーにも輝き、同じシーズンにはオールNBA1stチームにも選ばれている。

 

そんなノアの順風満帆なキャリアに亀裂が走ったのは、パウガソルの加入であった。翌14-15シーズンからブルズに加入したパウガソルが、ノアの定位置であったセンターのポジションを脅かした。このシーズン、ノアはガソルとともにスタメン出場を果たすものの、試合終盤にはタージギブソンやルーキーのニコラミロティッチが起用される場面も目立ち、4Qには姿を消すという試合が多くなった。当然ノアの個人成績は急激に低下。数々の個人賞を受賞した翌シーズンにもかかわらず、ブルズにノアの居場所がなくなっていた。

 

 

そして迎えた15-16シーズン。今シーズンから新たに監督になったフレッドホイバーグの方針により、ノアはベンチからの出場を余儀なくされていた。代わりにスタメンに入ったのは2年目のニコラミロティッチ。ミロティッチは6’10(208cm)という身長ながらスリーポイントシュートが売りの選手で、いわゆるストレッチ4と呼ばれる役目を果たしている。近年スリーポイントシュートの価値が急激に高まっており、インサイドを基点とする選手が同時に2人出るというのは御法度といった雰囲気になっている。ブルズもそれに習い、昨シーズン34歳にしてベストキャリアを送ったパウガソルがスタメンセンターに。パワーフォワードにはストレッチ4のミロティッチが入り、ノアはベンチからの出場となった。

 

ブルズのフロントコートは充実しており、他にもタージギブソンやルーキーのボビーポルティスなどもいるため、ベンチからの出場でかつてのような輝きを放つことはほとんど不可能であった。ましてやディフェンス力が売りのビッグマンがベンチから出場して効果的なプレーをするのは難しい。そんな状況の中、今回の左肩の脱臼。実はノアにとって左肩の脱臼は初めてではない。脱臼はクセになるため完治が難しい怪我だとされている。手術からの治癒に要する期間は4~6ヶ月。契約最終年のノアにとって新たな大型契約を結ぶためには大事なシーズンであったが、残念ながらもうブルズのユニフォームを着たノアの姿を見ることは無さそうだ。ノアの完全復活を心から祈っている。

 - Chicago Bulls, NBAニュース