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【NBA】15-16シーズン最高年俸・サラリーランキング

      2016/09/12

海外の、特にアメリカのメジャースポーツにはサラリーキャップ制度というものが存在しているのだがご存知だろうか。

 

⇒【NBA】2016-17シーズンサラリー・最高年俸ランキング

 

サラリーキャップ制度とは、チームに所属する選手の総年俸に上限を設けるという制度だ。その上限はリーグ全体の収入に基づき決定されることが多い。例えば日本のプロ野球における読売ジャイアンツはお金に物を言わせた補強が時折批判の対象になるが、サラリーキャップ制度があればジャイアンツのように億プレーヤーを複数抱えることができなくなり、チーム間の戦力が拮抗しやすくなるという特徴がある。

先程も申し上げた通りサラリーキャップ制度は選手の総年俸の上限を設ける制度であるが、実はリーグによってそのルールには違いがある。例えばアメリカの4大メジャースポーツであるNBA(バスケットボール)、MLB(野球)、NFL(アメリカンフットボール)、NHL(アイスホッケー)で見てみると、NFLとNHLに関してはハードキャップという、厳格なルールが設けられている。ハードキャップとはサラリーキャップをオーバーすることを基本的には一切認めないというルールで、罰金やドラフト指名権の剥奪などによりチームに罰則が与えられる。

 

一方でNBAやMLBにおけるサラリーキャップ制度は比較的ゆるいソフトキャップというルールになっていて、ラグジュアリータックスを支払うことでサラリーキャップを超過すること自体は可能だ。ラグジュアリータックス(贅沢税)とは、リーグから定められたサラリーキャップをオーバーした際にリーグに支払う反則金のようなもので、サラリーキャップよりも少し上に定められるタックスレベルを超過した分の何%かを支払う必要がある。

 

サラリーキャップを超えるとラグジュアリータックスを支払う以外にも、他チームのFAと大型契約を結べないため補強がしにくくなるという弊害もある。てなわけで、チームは選手の優先順位や市場価値を考慮しつつ選手のサラリーを決める。

 

 

 

15-16シーズンサラリー、プレーヤーランキングTOP10

さて、前置きが長くなってしまったがここで15-16シーズンの選手サラリーランキングTOP10を見てみよう。

 

10位 ドウェインウェイド(MIA)   $20,000,000

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第10位はマイアミヒートのドウェインウェイド。契約はシーズン開幕前に結んだ1年契約で、今シーズン終了後にFAに。マイアミにレブロン、ボッシュ、ウェイドが集結した時のような劇的なドラマの布石か。

チームへのかつての貢献度を考慮すれば妥当かもしれないが、ルーキーの時から1度たりともシーズンをフル出場した経験がなく欠場が多いという点は見逃せない。

ノビツキー($8,333,333)やダンカン($5,250,000)がチームが優勝するために自身のサラリーを削っているのを見るとこの金額はちょっといただけない。

評価B

 

 

9位 デリックローズ(CHI) $20,093,064

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デリックローズがチームと5年$94,800,000の契約を結んだのは、シーズンMVPを獲得した直後だった。入団3年目にしてMVPに輝いたローズはその時点で22歳と6ヶ月。長いNBAの歴史上でも最年少での受賞だった。チームも62勝20敗でイースタンカンファレンス首位。プレーオフではカンファレンスファイナルまで出場していた(その時敗れた相手はレブロン、ボッシュ、ウェイド率いるヒート)。

大型契約を結んで迎えた4年目のシーズン、ローズは怪我で39試合の出場(NBAはプチストライキによりレギュラーシーズン自体が66試合のみであった)にとどまったものの、アシスト数はキャリアハイの7.9を記録。チームも60勝した前のシーズンよりも高い勝率を維持していた。

しかし、プレーオフで悪夢が起きた。プレーオフ1stラウンドの第1試合でローズは左膝の前十字靭帯を断裂。ここでローズのスタートしてのNBA人生は終わった。

その後はご存知の通り膝の怪我を繰り返すわけだが、それにしてもブルズは最悪なタイミングで高額契約を結んでしまったものだ。ローズの契約は来シーズンで終わるが、残念ながら今のローズは完全なる迷惑系と言われるタイプの選手。恐らく次回の契約額は今の2/3程度に落ち着くであろう。

評価C

 

 

8位 ケビンデュラント(OKC) $21,221,850

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NBAでも最高レベルの得点能力を持つケビンデュラントは今シーズンが契約最終年で、シーズン後には完全FAとなるため他チームへの移籍が噂される。

しかし、所属するサンダーは現在36勝13敗と絶好調。ウェスタンカンファレンスはウォリアーズとスパーズが異次元の強さを見せつけているため順位としては3位であるが、今シーズンのサンダーは戦力も充実しており、ここ数シーズン苦しめられていた怪我人もほとんど出ていないため優勝候補の一角としても考えられている。

デュラント自身NBAデビューからここまでの9シーズンをサンダー(元シアトルスーパーソニック)の一員としてきているため、移籍することには少々抵抗があると考えられる。そもそもデュラントレベルの選手がチームを移ることは通常考えにくいが、その背景にはラッセルウェストブルックの存在があるかもしれない。

デュラントの翌年にサンダーに入団したウェストブルックは近年急速に力をつけてきており、相対的にデュラントの存在感が薄まってきている。デュラント自身も「サンダーのベストプレーヤーはウェストブルックだ」という発言もしている。

そして7年間を共に過ごす中で、ウェストブルックとのコンビに限界を感じてきているのかもしれない。特にここ数シーズン(怪我人続出でプレーオフを逃した14-15シーズンを除く)は常に強豪で優勝候補と考えられながらも、NBAファイナルに進んだのは一度きり。その唯一のNBAファイナルもレブロン率いるマイアミヒートに敗れた。

デュラントは現在27才であり、ベストコンディションでプレー出来る期間は長くてもあと5シーズン程度。デュラントの心中は誰にもわからないが、サンダー以外のチームを選ぶ可能性は十分にあると考えられる。

評価SS

 

7位 クリスポール(LAC) $21,468,695

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ホーネッツからクリッパーズに移籍してきてからは常にプレーオフに出続けているが、なかなかウェスタンカンファレンスの高い壁を乗り越えることができないでいる。

最近ではレギュラーシーズンでは勝てるがプレーオフで勝てないチームのひとつとしても認識をされてきており、今シーズンもそれほど大きな戦力補強をすることなくシーズンを迎えたために、大方の予想としては「まあいつもどおりカンファレンスセミファイナルあたりで負けるだろう」といった感じ。

クリッパーズにはブレイクグリフィンとデアンドレジョーダンというリーグ最強とも言えるフロントコートコンビがいるが、この2人にはスリーポイントがない為、コートをストレッチすることが出来ない。実際グリフィンが怪我でチームを抜けてから10連勝をするなどチームの調子は上がったことから、アンタッチャブルと考えられていたブレイクグリフィンが最近ではトレード候補となっている。

クリスポール自身来シーズンが終わればFA(17-18シーズンのプレーヤーオプション付)となるため、その時までにチーム状況が変わらなければ移籍をしてもおかしくない状況ではある。

評価S

 

 

6位 クリスボッシュ(MIA) $22,192,730

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レブロンが抜けた2014年のオフにマイアミヒートと大型契約を結んだボッシュの契約は今シーズンを含めると残り3シーズン(+プレイヤーオプション)残っている。

ボッシュの来シーズンの年俸は$23,741,060となる。これは、プレイヤーオプションなどを除いた確定金額としてはリーグで2番目に高い数字となる。

ボッシュのプレーには穴が無くボールを独占するどころかチームプレーを好む。だが、ボッシュレベルの高額契約ともなると単なるグッドプレイヤー止まりなボッシュのプレーと存在感では物足りなさを感じる。

特にプレーオフや試合終盤などに存在感を失うことが多く、それがしばしば批判の対象となっている。だが高額なサラリーを無視すればという前提にはなるが、ボッシュはどこのチームも欲しがるような万能型ビッグマンだ。

3月には32歳を迎えるボッシュがここからさらに成長するということは考えにくいため、もう一度ボッシュが優勝出来るかどうかはチームメイトの出来にかかっている。

評価AA

 

5位 ドワイトハワード(HOU) $22,359,364

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リーグでトップ5に入るほどの実力を持っているかと言えばかなり難しいが、まだ30才になったばかりでありゴール下で存在感を示しているため、そこまで異常な契約ではないかもしれない。

ハワードの契約は今シーズンを終えるとプレーヤーオプションとなる。本人が望めばFAとして他のチームと契約することも出来るが、今のハワードにどれほどの市場価値があるのかは判断が難しいところ。

それでもサラリーキャップが大幅に広がる来シーズンにはより高額での契約をものにする可能性がある為、オプトアウトする可能性も十分に考えられる。

評価A

 

4位 カーメロアンソニー(NYK) $22,875,000

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カーメロアンソニーが今の契約をニックスと結んだのは昨シーズンの開幕前。そして大型契約を結んだ初年度にチームは大崩壊。フランチャイズレコードのシーズン65敗を喫してしまうが、そのおかげもありドラフト4位で大物ルーキーのクリスタプスポルジンギスの指名に成功。今シーズンはここまで23勝27敗と負け越してはいるもののプレーオフ争いを演じている。

カーメロアンソニーの契約金を見てみると、今後サラリーキャップが上がっていくことも考慮するとそれほど悪くないように見える。得点能力はまだまだリーグトップレベルであるし、何よりもカーメロにはスター性がある。スター選手がいることでチームにもたらされる利益は大きいため、カーメロの場合はバスケットボール以外の部分での貢献が大きい。

プレー自体も今シーズンはサポーティングキャストにも恵まれているため、自分よがりなプレーは余り見られない。ゲーム終盤では無理にでも自分で得点を決めに行っていたが、今シーズンは無理なプレーは控え、チームメイトを信頼してラストシュートを委ねる場面も多く見られている。

元々パスのセンスも悪くなく、ディフェンスもやる気を出せばいいものを持っているだけに、5月に32才を迎えるカーメロの今後のプレーの変化に注目だ。

評価S

 

3位 レブロンジェイムズ(CLE) $22,970,500

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今、ウォリアーズのステフカリーと名実共にNBAを引っ張っているのがこのレブロンジェイムズだ。ただし、ステフカリーが台頭してきたのはここ2シーズンくらいの話であり、レブロンはかれこれ10年近くNBAのベストプレイヤーで在り続けている。

人間は過去を美化する生き物であるがゆえに「ジョーダンやマジックなどのレジェンドには遠く及ばない」といったことを言う人も多いが、個人的にはレブロンは歴代でも最高の選手だと思っている。

それは記録としても現れてきている。高卒でNBA入りしたレブロンはルーキーシーズンから平均20点以上をあげてルーキーオブザイヤーに輝くと、数々の最年少記録を更新してきている。『最年少で1,000得点(その後26,000点まで最年少記録を作り続けている)』『平均30点以上』『オールスター得票数トップ』『オールNBAチーム選出』など、あげだしたらキリがない。最年少記録に限らずで言うと、『フォワードとしてのアシスト数』『プレイヤーオブザウィーク選出数』『キャリア27点7リバウンド6アシスト』など31才という年齢にして既に多くの記録を更新してきている。

これらは歴代のレジェンドプレイヤーと比較しても圧倒的な記録であり、それだけでレブロンがどれだけ素晴らしい選手かを明確に指し示している。サラリーキャップという制度やMAX契約金額のルールが設定されているためこの額で収まっているが仮にそういったルールが一切設けられていない状況でレブロンを獲得しようと思うと、そのサラリーは恐らく$40,000,000ほどにまで高騰すること間違いなしだ。

評価SS

 

 

2位 ジョージョンソン(BKN) $24,894,863

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現在34才のジョージョンソンが2010年7月に結んだ超大型契約が今シーズンオフ、ついに切れることとなる。元々1試合平均で30点取るほどの得点力を持っていたわけではないが、試合終盤の勝負どころに強いクラッチプレーヤーとして活躍をしていた。キャリアではオールスターにも7度選出されているし、オールNBA3rdチームに選出された経験もある。

元々スティーブナッシュ率いるフェニックスサンズでスリーポイントシューターとして存在感を示していた(シーズン82試合に出場し平均47.8%で2.2本成功)ジョージョンソンであるが、今シーズンは平均11.5点でフィールドゴール成功率は僅か39.4%。チーム成績も12勝38敗でイースタンカンファレンス14位と、全くサラリーに見合う活躍は出来ていない。

まだまだ自らオフェンスをクリエイトする力があるし、何よりジョージョンソンの魅力はケガの少ない健康体だ。コンディションさえ維持することが出来ればジョージョンソンはあと数年間はNBAで生きていくことであろう。ただし、今のような莫大な金額のサラリーではなく、強豪チームの6thマン或いは7thマンとしてである。

評価C

 

1位 コービーブライアント(LAL) $25,000,000

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今シーズン限りでの引退を表明したコービーブライアントの勝ちをそのスタッツやチーム成績のみで測るのは非常に難しい。残念ながら今シーズンもレイカーズはドアマットに沈んだ。それでもコービー見たさでレイカーズのチケットは売れているし、相変わらずジャージーの売り上げランキングでもステフカリー、レブロンジェイムズに続いて第3位と好調だ。

レイカーズにはジュリアスランドル、ディアンジェロラッセル、ジョーダンクラークソン、ラリーナンスJrら期待の若手が在籍しているが、今シーズンに関して言えばレイカーズはコービーのチームだ。年齢も年齢であるため欠場試合数こそ増えているものの、出場すれば自分がチームのエースだと言わんばかりのプレーをしている。そして何よりそんなコービーのプレーを観客は望んでいるのだ。

マイケルジョーダンのコピーのようなプレースタイルでマイケルジョーダン2世と呼ばれ続けていたが、現役20シーズン目を迎えたこーびーは、『コービーブライアント』として唯一無二の存在感を放つ存在となった。レイカーズのプレーオフの出場が絶望的となった今、最後に我々がコービーに望むことは、オールスターMVPにほかならない。

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