【NBA】2016-17シーズンサラリー・最高年俸ランキング
2017/09/14
⇒【最新版】2017-18シーズンサラリー・最高年俸ランキング
大幅にサラリーキャップが上昇した今オフ。「お前がその契約?!」という、二流選手の超大型契約が目に付いたわけだが、果たして年俸ランキング上位選手はどうだろうか。サラリーキャップが設けられいてるNBAでは、契約額というのはチーム事情によるところも大きく、欧州サッカーなどのように『サラリー金額=実力/人気』とはならない。・・・というのが良くわかるオフシーズンとなった。
16-17シーズンサラリー、プレーヤーランキングTOP10
10位 デイミアンリラード(POR) $24,328,425
第10位はポートランドトレイルブレイザーズのデイミアンリラード。昨シーズンは、主力のスタメン選手4名がチームを抜ける中、新星CJマッカラムと共にチームを引っ張った。
まだ26歳と若く、選手として完成系ではないということを考えると、決して高すぎる契約とはいえない。何より、ポイントガードとして自らの力でチームをプレーオフに導いたことは高評価に値する。
評価A-
9位 カーメロアンソニー(NYK) $24,559,380
昨シーズンのランキングでは4位であったカーメロアンソニーが、9位に後退。なんと今シーズン、$20,000,000を超えるサラリーの選手は29名も存在している。これを見れば、いかにほかの選手たちの今シーズンの契約額が大きいかがわかるはずだ。
これまでは「チームを勝たせられない割に高い」というイメージがあったが、メロでこの金額なら、今となってはお手頃感すら感じられる。
評価B+
8位 ダークノビツキー(DAL) $25,000,000
ここ数年、「自身のサラリーは削っていいから、優勝するためのメンツを揃えてくれ」というスタンスだったノビツキーであるが、引退目前となり、急遽高騰。これはチームのノビツキーへの敬意とも取れる。
ちなみにこの$25,000,000という契約は、昨シーズン1位であったコービーの契約と同額。評価は、過去の実績と貢献度を加味して。
評価A
2位 ケビンデュラント(GSW) $26,540,100
ここから6人が2位。デュラントがこの年俸をもらっていることに関しては何の問題もないが、(GSW)と書く事に違和感MAX。現在のNBAで最も攻撃的な選手2人(もうひとりは言わずもがな、ステフカリー)が、味方として同時に試合に出ることで一体何が起きるのか。1試合に2人揃って平均30点、チームで130点取ってしまうのか、はたまたお互いの得点チャンスを削り合うのか。
しかし、アンドリューボーガットのインテリアディフェンスが無くなるのは、地味にいたい。個人的な予想としては、レギュラーシーズンで昨シーズンを上回る成績をチームとして残すことは難しいのではないかと思う。
評価SS
2位 アルホーフォード(BOS) $26,540,100
ケビンデュラントの獲得を目指し、そのファーストステップとして獲得したホーフォード。結果的にデュラントはウォリアーズに持って行かれてしまったが、フロントコートに安定感を欠いていたセルティックスとしては堅実な補強。
ホークス一筋で生きてきたホーフォードがついに移籍を果たし、自身の真価が問われるシーズンとなる。
評価A
2位 ダマーデローザン(TOR) $26,540,100
デュラントと同価値かと聞かれれば全くそんなことはないが、オールスタープレイヤーであることに疑いの余地はない。高い身体能力を活かしたカットと制度の高いミドルレンジシュートが持ち味で、ファウルを貰うのが非常に上手い。ただし、スリーポイントを高確率で決めるようにならなければ、もう一つ上のランクには届かない。
ラプターズはここ数年、ラウリー&デローザンのオールスターコンビでイースタンカンファレンスの強豪となったが、何か物足りない印象が残るのもまた事実。
評価B+
2位 ラッセルウェストブルック(OKC) $26,540,100
今シーズンのサンダー、いや、ウェストブルックは間違いなくリーグに旋風を巻き起こす。OKCサンダーを共に引っ張ってきた最強の相棒、ケビンデュラントがFAで移籍をしたことで、OKCサンダーは完全にウェストブルックのチームとなった。
今シーズンのウェストブルックは、平均33点9リバウンド9アシスト程度の成績を残すことが期待される。そのうえでプレーオフに進出し、ウォリアーズを倒すことが出来れば何も言うことはない。
評価SS
2位 マイクコンリー(MEM) $26,540,100
今オフ、最も世間を賑わす超大型契約を結んだのは、メンフィスグリズリーズのマイクコンリーだ。なんとその契約は、NBAでも歴代トップの総額を誇る。コービーよりも、シャックよりも、KGよりも、ジョーダンよりも、レブロンよりもだ。
何もコンリー自体が悪い選手だと言っているわけではない。ただ、契約額とは一切見合っていない。なんせ、コンリーは未だにオールスター出場経験すらない。オールNBAチーム選出経験もない。唯一、NBAオールディフェンシブ2ndチームに選出されたことがある程度。
試合を見ているとわかるが、コンリーは完全なるコントリビューターであり、個人で試合を動かせるような選手ではない。残念ながらグリズリーズは主力選手の年齢も高く、期待の若手も出てきていないため、これから数年の間、下降の一途をたどることになるだろう。
評価C
2位 ジェイムスハーデン(OKC) $26,540,100
2位タイに、元OKCサンダーの3選手(デュラント&ウェストブルック)が並んだ。ハーデンはそのプレースタイルから批判をされがちだが、類を見ないセンスで得点を重ねる。ファウルをもらうのが異常なほど上手く、アイソレーションから多くの得点を重ねる。
ハーデン一人居れば、他の選手は誰でもいいのではないかと思えるほどの存在感をコートで示す。そういった選手はリーグでも稀で、レブロンジェイムズかジェイムスハーデンくらいかもしれない。
評価S
1位 レブロンジェイムズ(CLE) $30,963,450
唯一の大台超えを果たしたのは、キングジェイムズ。昨シーズンのNBAファイナルでは異次元の力を見せつけ、リーグMVPのステフカリーを圧倒した。
契約は1年+プレイヤーオプション。サラリーキャップがさらに上昇することが確定している来オフに超大型契約を結ぶための布石と考えられている。
おまけ
あの選手が出てきていない。これまでも何度か名前が出てきている、ステフカリーだ。さて、ステフカリーの来シーズンの年俸はと言うと、なんと$12,000,000である。このサラリーは、リーグで82番目。カリーの上には、ジョンヘンソン、エリックゴードンらが並んでいる。
「え、カリーって実はそんなに評価高くないの?」とか思うような人はここまで読み進めている人の中にはいないと思うが、念のため補足。これは、カリーの契約するタイミングが悪すぎた。選手のサラリーはサラリーキャップ次第で大きく上下をするため、カリーが長期契約を結んだ当時はここまで急激にサラリーキャップが上昇するとは考えられていなかったのだ。
しかし、今シーズン限りで契約が切れるカリーの契約は、怪我さえなければ今の2倍以上になることは間違いない。